幸山研究室
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最終更新日:2008年4月1日

タイガー手廻し計算器 (タイガー計算器)

 タイガー手廻し計算器は、1919年(大正8年)に国内計算器として開発がスタートし、1923年には「虎印計算器」として商品化されました。その後、「タイガー計算器」と名称を変え、正確かつ大量の計算が必要な建築・財務・研究機関等で使用されましたが、昭和40年代初頭に半導体を使用した電卓が登場すると、その姿を消していきました。
      
さらに詳しい情報については、タイガー計算器を製造・販売してきたタイガー計算器株式会社(現:株式会社タイガー)のホームページ内にある「タイガー手廻計算器資料館」をご覧ください。

感想:手元にあるタイガー計算器(写真)は、私が生まれる以前(昭和35年頃)に製造されたものですが、今でも立派に動いています。タイガー計算器の風格・存在感・細部までこだわった造りは、職人の技と心意気を深く感じ、今日の大量生産大量消費の時代において私たちが忘れていたものを思い出させてくれます。「物づくりは斯くあるべきだ」と改めて感じました。

タイガー計算器とコンピュータの数値計算の仕組み(補数・シフト演算)は全く同じで、下記のタイガー計算器シミュレータを通してコンピュータの基礎を学ぶことが出来ます。

タイガー手廻し計算器 シミュレータ | タイガー手廻し計算器 シミュレータ (ベルなし)
 *シミュレータを実行するにはMicrosoft Internet Explorer 4またはNetscape Navigator 6以上が必要です。
 *このシミュレータはJava Scriptを使っています。 *1152×864以上の画面サイズでご利用ください。

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