線形代数学 I 演習 - 2004 |
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授業科目名:線形代数学 I 演習 (First Course in Linear Algebra) (授業コード:14627)
授業科目区分:専門科目
対象学生:理学部 数学科 1年次生
担当教員:久保 文夫 (KUBO Fumio), 連絡先:電子メール(学内アドレスから発信されたメール以外は不可)
学期:後期, 単位数:2単位
金曜日・3限, 於 A337(幸山組)+A239(久保組)
■ 授業概要(目的・ねらい)
前期に開講した線形代数学序論を発展させて, 「有限次元ユニタリ空間上のエルミート変換の標準化」の計算方法に習熟させ且つ初等的な理論展開を理解させる.
■ 授業方法
学生の発表を主体とする演習.
■ 理解度達成目標
■ 授業計画(授業スケジュ−ルと内容)
■ キーワード
有限次元ユニタリ空間, 内積, ノルム, 直交, ピタゴラスの定理, 正規直交系, 正規直交基底, グラム・シュミットの正規直交化, 線形変換の核, 線形変換の値域, エルミート変換, ユニタリ変換, 射影変換, 線形変換の固有値, 固有値に属する固有ベクトル, 固有値に属する固有空間, 標準化, 対角化, エルミート変換のfunctional calculus, 線形変換の絶対値, 極分解.■ 成績評価方法:
「線形代数学 I」及び「線形代数学 I 演習」の成績を総合して判定する. どちらか一方だけの合格はあり得ない.
評価項目(出席, 小テスト成績,
期末試験成績, 演習参加状況) を(3,5,14,8)程度の比率で評価する.
演習参加状況は演習問題のC,B,Aの何れにチャレンジしたか,
チャレンジした問題へのアプローチの仕方等により判定する.
■ 履修上の注意
線形代数学に限らず数学のいかなる分野でも講義を聞きっぱなしにしただけでは何も身に付かない.自ら紙と鉛筆を持って,計算し,証明し,論理構成を変更してよりよい理論展開を自ら創り出す努力を惜しんではならない.
■ 教材(使用テキスト)
教科書は指定しない
演習のための問題は「線形代数学 I」のcourse announcement にリンクしてあるので各自でそこから印刷して持参すること.
参考書 著者, 表題(シリーズ名及び番号), 出版社, ISBN
■ 受講要件: 理学部数学科
オープン・クラス受講可否:可 / 単位互換受講可否:否
■
オフィスアワー(自由質問時間):要アポイントメント
上記連絡先(電子メール)に質問内容のあらましを書いてアポイントメントを取ること.
必ず署名し,
内容が一目瞭然の表題をつけること.
携帯電話や外部プロヴァイダの電子メールは不可.
必ず富山大学総合情報基盤センターのアカウントで電子メールを送信すること.
(迷惑メールが多いのでそれ以外のアカウントからのメールは無視する.)
■ コメント
小テストの解答例など配布物は各自で上記リンクホームページ先アドレスから印刷して持参すること.
数学学習の支援に使えるMathematicaという「数式処理」ソフトウェアが富山大学総合情報基盤センターの端末機にインストールされている.
利用は情報処理科目のテキストのほか次の図書を参考に:
■ その他
講義内容は参加する学生の質に応じてフレキシブルに変更する場合がある.
「線形代数学 I」(必修2単位:
1年後期,担当教官/久保文夫)と連携している.
クラス分けは,
■ リンク
小テストの問題と解答・演習用の問題等は線形代数学 I 2004にリンクされている.