幸山研究室
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最終更新日:2016年8月2日

TeX講習会2016
〜TeXを使って論文を書こう〜

 TeX (テフ)は、アメリカの数学者で計算機科学者である Donald E. Knuth (ドナルド・クヌース)氏により開発されている組版処理システムで、以下のような美しい数式を記述することができます。そのため、数学分野における論文や書籍のほとんどが TeX を使って作成されています。
$$ A= \begin{pmatrix} a_{11} & a_{12} & a_{13}\\ a_{21} & a_{22} & a_{23}\\ a_{31} & a_{32} & a_{33} \end{pmatrix} $$ $$ \iint_{D} f(x,\,y)\,dx\,dy $$
また、TeX はマークアップ言語処理系であるため、この様な数式を記述すためには、以下のような文章+文章構造を指定する命令文が混在したテキストを読み込んで組版を行う必要があります。
$$
A=
\begin{pmatrix}
a_{11} & a_{12} & a_{13}\\
a_{21} & a_{22} & a_{23}\\
a_{31} & a_{32} & a_{33}
\end{pmatrix}
$$
$$
\iint_{D} f(x,\,y)\,dx\,dy
$$
みなさんも、本講習会に参加し、 TeX を使って綺麗な論文 (修士論文)を書いてみませんか。

日程:
8月1日(月)3時限 第1回 TeX の使い方と基本的な数式の書き方
8月2日(火)3時限 第2回 マクロパッケージの使い方と応用的な数式の書き方
8月3日(水)3時限 第3回 論文の書き方(節・小節・定義・定理・参考文献など)
8月4日(木)3時限 第4回 発表用スライドの作り方
8月5日(金)3時限 第5回 自分のパソコンに TeX をインストールしてみよう

場所:
理学部A棟 1F 情報処理演習室(A135)


詳細日程表

  第1回 TeX の使い方と基本的な数式の書き方
  1. TeX とは (ウィキペディア)
2. LaTeX [LaTeX 2.09 と LaTeX2e] と 日本語版LaTeX [pLaTeX2e] とは (ウィキペディア)
3. TeX入門
4. 基本的な数式の書き方
5. 参考:LaTeXコマンド集 [ココもお薦め]

  第2回 マクロパッケージの使い方と応用的な数式の書き方
  1. AMSマイクロパッケージ [amsmath, amssymb]
2. AMSのフォント (三重大学 奥村先生)
3. 空白と改行の制御 (大阪大学 長島先生)
4. 表の書き方
5. 図の取り込み (TeX Wiki)

  第3回 論文の書き方(節・小節・定義・定理・参考文献など)
  1. アブストラクト・節・小節
2. 定義・定理・補題・系 (滋賀大学 熊澤先生)
3. 数式・図・表の参照と参考文献
4. サンプルファイル [zipファイル] (幸山研究室) ←ダウンロード&すべて展開

  第4回 発表用スライドの作り方
  1. 発表用スライドの作り方 (TeX Wiki)
2. Beamerを使った発表用スライドの作り方 (東京大学 相馬先生)
3. サンプルファイル [TeXソースファイル] (信州大学 花木先生) ←ダウンロード

  第5回 自分のパソコンに TeX をインストールしてみよう(希望者)
  1. W32TeX (W32TeX) と TeX Live (TeX Live)
2. あべのりページのTeXインストーラ3 (北海道大学 阿部先生)
3. 統合環境 EasyTeX (上越教育大学 中川先生)
4. 参考:統合環境 秀丸祝鳥 [秀丸マクロ]
5. 参考:統合環境 TeXworks [デフォルトでインストールされる]
6. 参考:dvioutプラグインSusie [dvioutではなくdvipdfmxを使うのが一般的]


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