■ 授業科目名: 情報科学演習
■ 時間割コード: 140010
■ 授業科目区分: 専門科目・選択
■ 対象学生: 数学科 3年生
■ 単位数: 2
■ 開講学期: 前学期 ・ 水曜日 4時限
■ 場所: 理学部A棟 1F 情報処理演習室
■ 担当教員: 幸山 直人 + ティーチングアシスタント 1名
■ オフィスアワー(自由質問時間): * 詳細については、「オフィスアワー」を参照のこと。
随時。ただし、電子メールによるアポイントメントが必要です。
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■ 授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標):
前半では、プログラミングに必要な知識を学習し、C言語による基本的なプログラムの読み書きを通してC言語の命令を習得する。後半では、様々な問題に関するアルゴリズムを考察し、それら問題を解決するためのプログラムを作成する。
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■ 達成目標:
数行から数十行程度のプログラム(C言語)を読み書き出来るようになる。あわせて、コンピュータの仕組みを理解した上で情報や情報機器を適切に扱い、様々な問題を手順を追って論理的に解決できる能力を身に付ける。また、基本情報技術者試験の午後の出題範囲に含まれる基礎的な知識を習得する。
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■ 授業計画(授業の形式):
「講義」と「実験または演習」を交互に繰り返しながら、授業を進行する。
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■ 授業計画(スケジュール等): * 詳細については、「日程表&掲示板」を参照のこと。
講義=情報科学, 演習=情報科学演習, 共通=情報科学&情報科学演習
第 1回 | 共通:オリエンテーション 演習:はじめてのプログラミング |
第 2回 | 講義:アルゴリズム 演習:C言語 基礎編(1) |
第 3回 | 講義:流れ図と計算量 演習:C言語 基礎編(2) |
第 4回 | 講義:誤差と様々なプログラム言語 演習:C言語 基礎編(3) |
第 5回 | 講義:定番プログラム(1) 演習:C言語 基礎編(4) |
第 6回 | 講義:定番プログラム(2) 演習:C言語 基礎編(5) |
第 7回 | 講義:定番プログラム(3) 演習:C言語 基礎編(6) |
第 8回 | 講義:ソーティング(1) 演習:C言語 基礎編(7) |
第 9回 | 講義:ソーティング(2) 演習:C言語 基礎編(8) |
第10回 | 講義:ソーティング(3) 演習:C言語 基礎編(9) |
第11回 | 共通:トレーニング(1) |
第12回 | 共通:トレーニング(2) |
第13回 | 共通:トレーニング(3) |
第14回 | 共通:トレーニング(4) |
第15回 | 共通:期末試験 * 情報科学および情報科学演習に関する共通の期末試験です。 * 期末試験は授業日数にカウントされません。(*1) |
第16回 | 講義:応用プログラムの紹介 共通:期末試験の解答と評価 |
(*1) 『平成20年12月24日の中央教育審議会の答申において「講義であれば1単位当たり最低でも15時間の確保が必要とされる。これには定期試験の期間を含めてはならない。」と示されているため,できる限り,定期試験は補講・試験期間に行い,15週の授業の中に定期試験を含めないようお願いします。』という指導に基づく【 「 [rigaku:03205] 平成21年度前学期・後学期授業科目のシラバス登録について 」より抜粋 】。
■ キーワード:
アルゴリズム, フローチャート, 計算量, 誤差, プログラム言語, UNIX, C言語, データ型, 配列, 繰り返し,関数,標準ライブラリ,ポインタ,ニュートン法,モンテカルロ法,エラトステネスのふるい,ソーティング,連立1次方程式,LU分解法,数値積分 など
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■ 履修上の注意:
以下の注意事項を守り、情報化社会を生き抜く力を身につけるべし。
1. | 身勝手な行動により、他人の学ぶ権利を侵さないこと。特に、私語やむやみに歩き回らないこと。 |
2. | 「富山大学情報システム利用ガイドライン」に記載されているルールやマナーを守り、キャンパスネットワークやコンピュータ端末室を利用すること。特に、飲食禁止である。また、消しゴムの削り粕など自分で出したゴミは自分で片付けること。 |
3. | あきらめない。 |
4. | 授業に遅刻しない。 |
5. | 授業を休まない。 |
6. | 授業中に寝ない。 |
7. | この授業に限ったことではないが、受身の学習をしていては何も身に付かない。自ら手と頭を動かし、率先して学習すことを惜しんではならない。特に、情報に関する知識や技術はコンピュータに触った時間に比例して上達する。 |
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■ 教科書・参考書等:
● 教科書
1. | 情報科学テキスト,幸山 直人,富山大学理学部数学教室 * 情報科学テキストは、「日程表&掲示板」にリンクされています。 |
2. | 新訂 新C言語入門 ビギナー編 (第8刷以降),林 晴比古,ソフトバンク パブリッシング株式会社,税込1,995円 * 購入してください。 |
3. | 富山大学情報システム利用ガイドライン * 富山大学総合情報基盤センターの「パンフレット、ポスター」のページから参照のこと |
● 参考書 * インターネット内にある情報も上手に活用してください。
1. | 新訂 新C言語入門 シニア編,林 晴比古,ソフトバンク パブリッシング株式会社,税込2,835円 * さらに詳しく勉強したい人のための本です。 |
2. | 新版 明解C言語 入門編,柴田 望洋、ソフトバンク パブリッシング株式会社,税込2,310円 * 演習問題も豊富で、自分で勉強するにはオススメの一冊。 |
* C言語の入門書はバラエティに富んでいます。見易さ・解説の詳しさ・例題の有無などを考慮し、 自分の勉強スタイルにあった本を選ぶと良いでしょう。 |
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■ 成績評価の方法:
以下の「出席」 ・ 「レポート」 ・ 「期末試験」 および+α の合計点で成績を評価し、情報科学および情報科学演習に同一の成績を認定する。 ただし、「履修上の注意」の1または2が守られなかった場合は、直ちに単位を剥奪し、評価を「評価対象外」とする。
1. | 出席 (1点×30回÷2=15点) * 第15回の期末試験は除く |
2. | レポート (6点×12回÷2=36点) * レポートの内容によって0点から6点を与える |
3. | 期末試験 (50点) * 情報科学および情報科学演習に関する共通の期末試験 |
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【出席について】遅刻・中抜け(トイレは可)・早退した場合、出席点として加点しない。なお、病気・忌引・介護体験・教育実習等よる欠席については理学部支援グループの発行する欠席届を提出することで出席扱いとします(欠席届には証明書や正当な理由が必要)。詳細については理学部支援グループに確認してください。 |
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【レポートについて】他人のレポートを安易に写したレポートは、写させた学生および写した学生のレポート点を0点とする。他人のレポートを写して誤魔化しても期末試験で得点できないので落第することになる。自らの頭と手を使って学習内容を習得すること。 |
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特例措置として、「履修上の注意」の1または2を厳守した上で、国が実施する情報処理技術者試験のいずれかの試験区分(ITパスポート試験は平成23年度秋期分まで)に合格した場合、情報科学序論・情報科学・情報科学演習の単位認定に「優(100点)」の評価を与える。なお、この措置は卒業以前まで有効で、幸山が担当した情報科学序論・情報科学・情報科学演習に限る(忘れずに履修申請をしておくこと)。 |
■ 関連科目: 情報科学序論(幸山が担当する場合に限る),情報科学(幸山が担当する場合に限る),情報数理(幸山が担当する場合に限る),数値解析など(基本事項については数学科で開講される全ての科目)
■ リンク先ホームページアドレス: * このページのURLです。
■ オープン・クラス受講可否: 受入可
■ 単位互換受講可否: 受入不可
■ 備考: 詳細については、上記「リンク先ホームページアドレス」を参照のこと。
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