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最終更新日:2017年6月21日

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2017年度 数学コアE(幸山担当分)

* 内容は、参加する学生の質や進行状況に応じて変更される場合があります。
* 「富山大学シラバス」も参照してください。

■ 授業科目名: 数学コアE

■ 時間割コード: 245002

■ 授業科目区分: 専門教育科目 授業科目(選択)

■ 対象学生: 数学専攻 1、2年生

■ 単位数: 2

■ 開講学期: 前学期 ・ 水曜日 2時限

■ 場所: 理学部A棟 1F A135室(情報処理演習室)

■ 担当教員: 幸山 直人 (第6週〜第10週) * 池田(第1週〜第5週),川部(第11週〜第15週)

■ オフィスアワー(自由質問時間): * 詳細については、「オフィスアワー」を参照のこと。

随時。ただし、電子メールによるアポイントメントが必要です。

■ 授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標):

数学コアでは,各々の専門分野に共通する,いくつかの独立した話題を提供し,既習の数の理解を深めることを目的とする。

【幸山担当分詳細】
 TeX (テフ)は、アメリカの数学者で計算機科学者である Donald E. Knuth (ドナルド・クヌース)氏により開発されている組版処理システムで、以下のような美しい数式を記述することができます。そのため、数学分野における論文や書籍のほとんどが TeX を使って作成されています。
$$ A= \begin{pmatrix} a_{11} & a_{12} & a_{13}\\ a_{21} & a_{22} & a_{23}\\ a_{31} & a_{32} & a_{33} \end{pmatrix} $$ $$ \iint_{D} f(x,\,y)\,dx\,dy $$
また、TeX はマークアップ言語処理系であるため、この様な数式を記述すためには、以下のような文章+文章構造を指定する命令文が混在したテキストを読み込んで組版を行う必要があります。
$$
A=
\begin{pmatrix}
a_{11} & a_{12} & a_{13}\\
a_{21} & a_{22} & a_{23}\\
a_{31} & a_{32} & a_{33}
\end{pmatrix}
$$
$$
\iint_{D} f(x,\,y)\,dx\,dy
$$
みなさんも、本授業に参加し、 TeX を使って綺麗な論文 (修士論文)を書いてみませんか。

■ 達成目標:

・TeXの使い方を習得する。
・TeXを使って数式を記述できるようになる。
・TeXを使って論文を作成することができる。
・TeXを使って発表用スライドを作成することができる。

■ 授業計画(授業の形式):

講義と演習(レポートなど)を交互に繰り返しながら、 授業を進行する。

■ 授業計画(スケジュール等): * 詳細については、「日程表&掲示板」を参照のこと。

第 6週 TeXの紹介と基本的な使い方および基本的な数式の記述方法
第 7週 マクロパッケージの使い方および応用的な数式の記述方法
第 8週 図表の記述方法および参照・参考文献
第 9週 論文の書き方(節・小節・定義・定理など)
第10週 発表用スライドの作り方

* 『平成20年12月24日の中央教育審議会の答申において「講義であれば1単位当たり最低でも15時間の確保が必要とされる。これには定期試験の期間を含めてはならない。」と示されているため,できる限り,定期試験は補講・試験期間に行い,15週の授業の中に定期試験を含めないようお願いします。』という指導に基づく【 「 [rigaku:03205] 平成21年度前学期・後学期授業科目のシラバス登録について 」より抜粋 】。

■ 授業時間外学修:

書籍や関連ホームページを参照しながら,論文を書くために必要な数式や図表を記述するためのソースコードを与える。

■ キーワード:

プログラミング,マークアップ言語処理系,LaTeX,コンパイル

■ 履修上の注意:

端末室を利用するので,室内で飲食をしないこと。

■ 教科書・参考書等:

教科書は用いない。以下のURLおよび関連ホームページを参照する。
http://kouyama.sci.u-toyama.ac.jp/main/education/2017/tex_workshop/index.htm

■ 成績評価の方法:

論文および発表用スライドのサンプルを作成してもらい,その出来によって評価する。

■ 関連科目: 数学コアD,数学コアF

■ リンク先ホームページアドレス:

■ 備考:  


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日程表&掲示板

* 下記にリンクされた「PDFファイル」の閲覧には、Adobe社のAcrobat Pro DCまたは
   Acrobat Reader DCが必要です。 [ Get Acrobat Reader DC (無料) ]
* 下記にリンクされた「PowerPointファイル」の閲覧には、Microsoft社のPowerPointまたは
   PowerPoint Viewerが必要です。 [ Get PowerPoint Viewer (無料) ]

  第 6週 TeXの紹介と基本的な使い方
            および基本的な数式の記述方法
5月24日 実施
  1. TeX とは (ウィキペディア)
2. LaTeXとは (ウィキペディア)
3. TeX入門
4. 基本的な数式の書き方
5. TeX Wiki [TeXの総本山]
6. LaTeXコマンド集 [ココもお薦め]
 

  第 7週 マクロパッケージの使い方
            および応用的な数式の記述方法
5月31日 実施
  1. 基本的な数式の書き方
2. LaTeXコマンド集
3. AMSマイクロパッケージ [amsmath, amssymb]
4. AMSのフォント (三重大学 奥村先生)
5. 空白と改行の制御 (大阪大学 長島先生)
 

  第 8週 図表の記述方法および参照・参考文献 6月7日 実施
  1. 表の書き方
2. 図の取り込み (TeX Wiki)
2-1. gnuplotコマンド集
2-2. 描画・グラフツール
2-3. dviout用プラグインSusie
      * dvioutではなくdvipdfmxを使うのが主流になっている

3. 数式・図・表の参照と参考文献
 

  第 9週 論文の書き方(節・小節・定義・定理など) 6月14日 実施
  1. アブストラクト・節・小節
2. 定義・定理・補題・系 (滋賀大学 熊澤先生)
3. サンプルファイル [zipファイル] (幸山研究室)
    ↑ダウンロード&すべて展開

 

  第10週 発表用スライドの作り方 6月21日 実施
  1. 発表用スライドの作り方 (TeX Wiki)
2. Beamerによる発表用スライドの作り方 (東京大学 相馬先生)
3. サンプルファイル [TeXソースファイル] (信州大学 花木先生)
    ↑ダウンロード

 


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期末試験について


期末試験は予定されていません。 * 成績評価の方法を参照のこと。


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