幸山研究室
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最終更新日:2005年9月12日

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年度 プログラミング演習

* 内容は、参加する学生の質や進行状況に応じて変更される場合があります。
* 「富山大学シラバス」も参照してください。

■ 授業科目名: プログラミング演習

■ 授業コード: 

■ 授業科目区分: 専門科目・必修

■ 対象学生: 数学科 2年生

■ 単位数: 2

■ 学期: 学期 ・ 水曜日 3時限 + 水曜日 4時限 (サポートアワー)

■ 場所: 総合情報基盤センター 4F ソフトウェア演習室

■ 担当教員: 幸山 直人 + ティーチングアシスタント 2名

■ 授業概要(目的・ねらい):

コンピュータが如何に動作しているかを学習し、コンピュータや情報に関する基礎的な事項について指導できる人材を育成する。特に、数学に基づいた綿密な理論の下でコンピュータが動作していることを認識させ、プログラミングに必要な基礎知識を学習すると共に、プログラミングに必要不可欠な論理的思考能力の向上を図る。

■ 理解度達成目標:

情報化された現代社会において、コンピュータの動作の仕組みを理解した上で、情報を適切に扱える能力や情報機器を上手に扱える能力を身につける。また、基本情報技術者試験の午前の出題範囲に含まれる基礎的な知識を習得する(ネットワーク・データベースを除く)。

■ 授業方法: * 「演習」のみを実施するわけではないので注意してください。

「講義」と「演習」を交互に繰り返しながら、授業を進行する。

■ 授業計画(授業スケジュールと内容): * 詳細については、「日程表&掲示板」を参照のこと。

第 1回 オリエンテーション
第 2回 コンピュータとは
第 3回 2進数(1)
第 4回 2進数(2)
第 5回 論理演算(1)
第 6回 論理演算(2)
第 7回 論理回路(1)
第 8回 論理回路(2)
第 9回 プログラミングの基礎(1)
第10回 プログラミングの基礎(2)
第11回 C言語 入門編
第12回 C言語 基礎編(1)
第13回 C言語 基礎編(2)
第14回 期末試験
第15回 期末試験の解答と評価

■ キーワード:

キーワードの詳細は、下記「リンクホームページ先アドレス」ページ内の「キーワード」を参照すること。

■ 履修上の注意:

以下の注意事項を守り、情報化社会を生き抜く力を身につけるべし。
 1.あきらめない。
 2.授業を休まない。
 3.授業中に寝ない。
 4.「インターネット利用ガイド」に記載されているルールやマナーを守り、キャンパスネットワークやコンピュータ端末室を利用すること。
 5.この授業に限ったことではないが、受身の学習をしていては何も身に付かない。自ら手と頭を動かし、率先して学習すことを惜しんではならない。特に、情報に関する知識や技術はコンピュータに触った時間に比例して上達する。

■ 成績評価方法:

以下の「出席」 ・ 「レポート」 ・ 「期末試験」+αの合計点で評価する。
 1.出席 (1点×15日=15点;出席日数が13日以上必要)
 2.レポート (3点×12回=36点;レポートの内容によって0〜3点を与える)
 3.期末試験 (50点)

なお、情報処理技術者試験センターの実施する情報処理技術者試験のいずれかの試験区分の試験に合格すれば、無条件に「プログラミング演習 I」および「プログラミング演習 II」の単位を与える−評価は「優」−。
 * 詳細については、「情報処理技術者試験案内」を参照のこと。

■ 関連科目: ,線形代数学,解析学,・・・

■ 教材(テキスト):

● 教科書 * 「プログラミング演習 I」および「プログラミング演習 II」共通の教科書です。
 1.プログラミング演習テキスト,幸山 直人,富山大学理学部数学教室
 * プログラミング演習テキストは、「日程表&掲示板」にリンクされています。
 2.新訂 新C言語入門 ビギナー編,林 晴比古,ソフトバンク パブリッシング株式会社,1900円
 * 指示があるまで購入しないこと。 * 7月6日の授業より使用します。[ 6月8日掲示 ]
 3.インターネット利用ガイド (入学時に配布済み)
 * 毎回、授業に持参すること。
 * 富山大学総合情報基盤センターの許可を得て掲載しています。

● 参考書 * インターネット内にある情報も上手に活用してください。
 1.新訂 新C言語入門 シニア編,林 晴比古,ソフトバンク パブリッシング株式会社,2700円
 2.コンピュータシステムの基礎,宮沢 修二 他,株式会社アイテック,4000円
 3.アルゴリズムの基礎,大森 克史 他,共立出版株式会社,1900円
 4.C言語による 最新 アルゴリズム辞典,奥村 晴彦,株式会社技術評論社,2400円

■ オープン・クラス受講可否: 

■ 単位互換受講可否: 

■ オフィスアワー(自由質問時間): * 詳細については、「オフィスアワー」を参照のこと。

木曜日および金曜日の 13:00 〜 15:00

■ リンクホームページ先アドレス: * このページのURLです。


■ 備考: 詳細は、上記「リンクホームページ先アドレス」を参照すること。


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日程表&掲示板

* 内容は、参加する学生の質や進行状況に応じてリアルタイムに変更します。
* 下記にリンクされたPDFファイルの閲覧には、Adobe社のAcrobat Readerが必要です。
* コンピュータ端末室のコンピュータには、Adobe社のAcrobat Readerがインストールされています。
 使用できない場合は、「Acrobat Readerが使えなくなったら?」を参照し、修復してください。

  第 1回 オリエンテーション [ 3月8日掲示 ] 4月13日 実施
  1. 「プログラミング演習 I 」学習支援ページの確認
 例えば・・・(複素数電卓 for java)
2. 「インターネット利用ガイド」の確認 * 必ず持参すること。
 2-1. 「富山大学ネットワーク利用誓約書」の提出確認
 2-2. 「情報倫理教育コース」の受講確認
3. 情報処理技術者試験の紹介
4. 情報とコンピュータに関する調査
 

  第 2回 コンピュータとは 4月27日 実施
  1.4 コンピュータ誕生の歴史 (PowerPointスライドショー)
 [参考資料1] コンピュータ博物館 (情報処理学会)
 [参考資料2] コンピュータ博物館 (東京理科大学)
 [参考資料3] コンピュータ博物館 (岐阜大学, 吉田研究室)
 [参考資料4] IBM コンピューター・ミュージアム (IBM)
 [参考資料5] コンピュータ博物館 anecs (ffortune.net, Lumi)
本日のレポート1

  第 3回 2進数(1) 5月11日 実施
  付録A.1 10進数・2進数・8進数・16進数の対応
本日のレポート2
レポート1の解答例

  第 4回 2進数(2) * 9月12日訂正 5月18日 実施
  付録A.2 2進数8桁で表現された補数表現とイクセス表現
 * 9月12日訂正
本日のレポート3
 * 9月12日訂正
レポート2の解答例

  第 5回 2進数(3) * 9月12日訂正 5月25日 実施
  2.6 シフト演算
 [参考資料1] タイガー手回し計算機 (幸山研究室)
本日のレポート4
 * 9月12日訂正
レポート3の解答例
 * 9月12日訂正

  第 6回 論理演算 6月1日 実施
    本日のレポート5
レポート4の解答例
 * 9月12日訂正

  第 7回 論理回路(1) * 誤りを訂正(6月9日) 6月8日 実施
  4.1 論理素子
 問題 5 改の解答例 (授業で行った演習)

* 教科書「新訂 新C言語入門 ビギナー編 (林 晴比古 著)」を購入してください。7月6日の授業より使用します。ただし、プログラミング演習 I しか受講しない学生は購入しなくても良い。
本日のレポート6
 [取り消し線を修正]
レポート5の解答例

  第 8回 論理回路(2) 6月15日 実施
  4.3 フリップフロップ
 RSフリップフロップ (PowerPointスライドショー)
付録B.1 チェックシート (付録B.2と共通)
付録B.2 RSフリップフロップ&4ビット全加算器 (付録B.1と共通)

* 教科書「新訂 新C言語入門 ビギナー編 (林 晴比古 著)」を購入してください。7月6日の授業より使用します。ただし、プログラミング演習 I しか受講しない学生は購入しなくても良い。
本日のレポート7
レポート6の解答例

  第 9回 論理回路(3) * 誤りを訂正(6月23日)
特別企画 DVD鑑賞会
* レポートに関係します。介護体験で参加できない学生は、後日、再DVD鑑賞会を開くので参加すること(6月29日(水)4時限を予定)。
6月22日 実施
  4.5 内部構造と動作の仕組 (PowerPointスライドショー)
 [参考資料1] 二人の天才日本人 (資料として配付)
  * 裏面の第2行 ×「19879年」 → ○「1979年」

* 教科書「新訂 新C言語入門 ビギナー編 (林 晴比古 著)」を購入してください。7月6日の授業より使用します。ただし、プログラミング演習 I しか受講しない学生は購入しなくても良い。
本日のレポート8
レポート7の解答例

  第10回 これまでのまとめ
プログラミングの基礎(1) * 誤りを訂正(6月30日)
再DVD鑑賞会 (4時限, 理学部コンピュータ端末室)
6月29日 実施
  これまでのまとめ (PowerPointスライドショー)
5.2 流れ図
 [参考資料1] 流れ図記号 (資料として配付)

* 教科書「新訂 新C言語入門 ビギナー編 (林 晴比古 著)」を購入してください。7月6日の授業より使用します。ただし、プログラミング演習 I しか受講しない学生は購入しなくても良い。
本日のレポート9
 [問1を修正]
レポート8の解答例

  第11回 プログラミングの基礎(2) * 追記(7月13日)
C言語 入門編
7月6日 実施
  5.3 プログラム言語
 プログラム言語を作ってきた人々 (PowerPointスライドショー)
5.4 オペレーティングシステム
 OSを作ってきた人々 (PowerPointスライドショー)
新訂 新C言語入門 ビギナー編
 Chapter 1. C言語プログラムの作成
 Chapter 2. C言語のやさしい入門
本日のレポート10
レポート9の解答例

  第12回 C言語 入門編 * 再講義 * 追記(7月29日) 7月13日 実施
  新訂 新C言語入門 ビギナー編
 Chapter 1. C言語プログラムの作成
 Chapter 2. C言語のやさしい入門
本日のレポート11
レポート10の解答例

  第13回 C言語 基礎編(1) 7月20日 実施
  新訂 新C言語入門 ビギナー編
 Chapter 3. 変数とデータ型
 Chapter 4. 演算子
本日のレポート12
 [7月16日(土)出題,
 注意:提出期限が
 異なります]
レポート11の解答例

  第14回 期末試験 * 必ず試験を受けること。 7月27日 実施
  期末試験 通知 [ 7月14日掲示 ] レポート12の解答例
 [期末試験までに
 必ず見ておくこと]

  第15回 期末試験の解答と評価 * 必ず参加すること。 8月3日 実施
  1. 成績表「努力の足跡」を配布
2. 期末試験の解答
3. 授業評価アンケート (Wordファイル)
 


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期末試験について

終了しました

■ 日時: 7月27日(水) 13:15〜14:45 (90分)

■ 場所: 共通教育棟 1番教室 * いつもと場所が違うので注意してください。

■ 試験範囲: これまで学習した範囲 * 4月13日から7月20日まで。

■ 備考: 持ち込み禁止 * 時計と筆記用具のみ、それ以外の物はカバンにしまっておくこと。

■ その他の注意事項:

 1. 試験開始時刻から30分以上遅刻した場合、試験を受けることはできない。
 2. 再試験は行わない。ただし、病気等によって試験を受けられなかった場合には追試を行う。
 3. 試験中にティーチングアシスタントに話しかける行為を禁止する。話しかけた場合、不正行為として扱う。
 4. 試験中の携帯電話使用の禁止。電源を切ってカバンにしまっておくこと。時計としての利用も不可。

■ 過去の期末試験:

2005年度
2002年度
2001年度
2000年度  



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キーワード

* 「プログラミング演習 I」および「プログラミング演習 II」のキーワードについては青色の文字で表示
 してあります。
* この項目は、情報処理技術者試験センターの発行する「情報処理技術者試験 案内書・願書」の
 一部を抜粋したものです。

■ 出題範囲: * 期末試験の試験範囲ではありません。

 午前の試験では,受験者の能力が当該試験区分における“期待する技術水準”に達し
 ているかどうかを,知識を問うことによって評価します。

 午後の試験では,受験者の能力が当該試験区分における“期待する技術水準”に達し
 ているかどうかを,技術の応用能力及び実務能力を問うことによって評価します。

● 午前の試験

 各試験区分における午前の出題範囲は,次のとおりです。

(試験区分別出題範囲一覧表)
試験区分→
↓分野
ソフトウエア
   開発技術者
初級システム
アドミニストレータ
基本情報技術者
コンピュータ科学基礎 ○V   ○U
コンピュータシステム ○U ○T ○T
システムの開発と運用 ○U ○T ○T
ネットワーク技術 ○U   ○T
データベース技術 ○U   ○T
セキュリティと標準化 ○U ○T ○T
情報化と経営   ◎T ○T
監査      
     ○は出題範囲であることを,◎は出題範囲のうちの重点分野であることを表します。
     T,U,Vは技術レベルを表し,Vが最も高度で,VはU及びTを,UはTを包含します。

 コンピュータ科学基礎

  1 情報の基礎理論
1-1 数値表現・データ表現に関すること
基数変換数値表現文字表現数値計算(演算方式と精度,近似解法と方程式 ほか)確率と統計最適化問題 など
1-2 情報と理論に関すること
論理演算符号理論述語理論状態遷移計算量情報量BNFポーランド表記法集合 など
  2 データ構造とアルゴリズム
2-1 データ構造に関すること
2分木リストスタックキュー など
2-2 アルゴリズムに関すること
整列探索再帰グラフ文字列処理流れ図 など

 コンピュータシステム

  1 ハードウェア
1-1 情報素子に関すること
半導体素子集積回路の種類・特徴 など
1-2 プロセッサアーキテクチャに関すること
命令とアドレッシングプロセッサの性能・構造・方式・特徴 など
1-3 メモリアーキテクチャに関すること
メモリキャッシュメモリの容量メモリの構成・特徴 など
1-4 補助記憶に関すること
記憶媒体補助記憶装置の種類・特徴 など
1-5 入出力アーキテクチャと装置に関すること
入出力インターフェース,周辺装置・通信装置(ルータ,モデム,DSU ほか)の種類・特徴 など
1-6 コンピュータの種類と特徴に関すること
コンピュータ(パソコン,ワークステーション ほか)の構成・種類・特徴 など
1-7 エンベデッドシステムに関すること
構成部品と実装論理設計論理回路制御理論信号理論 など
  2 基本ソフトウェア
2-1 オペレーティングシステムに関すること
仮想記憶多重プログラミング記憶管理OSの機能・種類・特徴,エンベデッドOS,エンベデッドシステム設計,デバイスドライバ など
2-2 ファイル管理に関すること
ファイル編成,アクセス手法,排他制御,リカバリ処理,検索手法 など
  3 システムの構成と方式
3-1 システムの構成技術に関すること
クライアントサーバシステム,システムの構成方式・処理形態(デュプレックス構成,デュアル構成,グリッドコンピューティング,ユビキタスコンピューティング,SAN,NAS ほか) など
3-2 システムの性能に関すること
システムの性能計算・性能設計・性能指標・性能評価,待ち行列理論,キャパシティ管理(コスト,資源管理,性能管理 ほか) など
3-3 システムの信頼性・経済性に関すること
システムの信頼性計算・信頼性設計・信頼性指標・信頼性評価・経済性,稼働率,故障率,バスタブ曲線 など
  4 システム応用
4-1 ネットワーク応用に関すること
Webインターネット,イントラネット,エクストラネット,通信サービス,モバイル通信,衛星通信システム,プロトコル(TCP/IP,UDP,IPv6 ほか),LANの構成・種類・特徴 など
4-2 データベース応用に関すること
データウェアハウス,データマイニング,データマート,SQLの利用 など
4-3 データ資源管理に関すること
IRDS,メタデータ,リポジトリ など
4-4 マルチメディアシステムに関すること
AI,パターン処理,AR/VR/CG,エージェント,メディア応用 など

 システムの開発と運用

  1 システムの開発
1-1 プログラム言語に関すること
プログラム構造データ型言語処理系構文解析プログラム言語C,COBOL,Java,SQL,HTML ほか)の種類・特徴 など
1-2 ソフトウェアパッケージに関すること
表計算ソフト,グループウェア,ミドルウェア など
1-3 開発環境に関すること
開発ツール,EUC・EUD など
1-4 開発手法に関すること
プロセスモデル,ソフトウェア開発手法 など
1-5 要求分析・設計手法に関すること
DFD,E-R図,UML,オブジェクト指向設計,プロセス中心設計,データ中心設計,モジュール設計,入出力設計,ヒューマンインタフェース設計 など
1-6 プログラミング,テスト,レビューに関すること
プログラミング手法テスト手法レビュー手法テスト設計・管理手法 など
1-7 開発管理に関すること
プロジェクト設計,見積手法,品質管理,工程管理,日程管理,コスト管理(アーンドバリュー ほか),構成管理,要員計画・管理,ドキュメント管理,開発メンバの役割と構成,プレゼンテーション技法,コミュニケーション技法,システムの可監査性 など
1-8 外部環境の活用に関すること
アウトソーシング,システムインテグレーション など
  2 システムの運用と保守
2-1 システムの運用に関すること
システムの障害管理,移行,オペレーション,運用ツール,資源管理,コスト管理,ユーザ管理,設備・施設 など
2-2 システムの保守に関すること
保守の形態,保守契約,ソフトウェア保守 など

 ネットワーク技術

  1 ネットワーク技術
1-1 プロトコル・伝送制御に関すること
ネットワークアーキテクチャ,通信プロトコルとインタフェース,OSIの階層 など
1-2 符号化・伝送に関すること
誤り制御変調・符号化,多重化方式,交換方式,伝送方式 など
1-3 ネットワーク(LAN・WAN)に関すること
LAN,WAN,インターネット技術,ネットワーク関連法規,電気通信サービス など
1-4 通信装置に関すること
LAN間接続装置,回線接続装置,伝送・交換装置,通信媒体 など
1-5 ネットワークソフトに関すること
ネットワーク管理,ネットワークOS など

 データベース技術

  1 データベース技術
1-1 データベースのモデルに関すること
データベースモデル,分析,正規化,操作 など
1-2 データベースの言語に関すること
SQL など
1-3 データベースの制御に関すること
データベースの排他制御・リカバリ,トランザクション管理,分散データベース,DBMSの機能・特徴 など

 セキュリティと標準化

  1 セキュリティ
1-1 セキュリティに関すること
暗号化認証アクセス管理セキュリティ管理安全対策コンピュータウイルスプライバシ保護セキュリティポリシ個人情報保護ネットワークセキュリティセキュリティ関連法規 など
1-2 リスク管理に関すること
リスクの分析・対策・種類,内部統制 など
1-3 ガイドラインに関すること
情報システム安全対策基準ソフトウェア管理ガイドラインコンピュータウイルス対策基準コンピュータ不正アクセス対策基準情報セキュリティ監査制度 など
  2 標準化
2-1 開発と取引の標準化に関すること
ISO 9000,SLCP-JCF 98 など
2-2 情報システム基盤の標準化に関すること
OSIIEEE,EDIFACT,OMG,CORBA,RFC,ISMS,ISO/IEC 15408 など
2-3 データの標準化に関すること
各種コード(文字コード,バーコード,2次元コード ほか)データフォーマットデータの圧縮 など
2-4 標準化組織に関すること
内外の標準化組織 など

 情報化と経営

  1 情報戦略
1-1 経営管理に関すること
経営戦略,組織,経営管理,マーケティング,行動科学,システム論,ヒューマンリソースマネジメント など
1-2 情報化戦略に関すること
情報化構想,システム化計画,業務改善・分析・設計,企業情報システム など
  2 企業会計
2-1 財務会計に関すること
会計基準,財務諸表,連結決算,減価償却 など
2-2 管理会計に関すること
損益分岐点,経済性計算,財務経営指標,原価,リース・レンタル,資金計画,ファイナンス,資産管理 など
  3 経営工学
3-1 IE・OR系に関すること
分析手法(作業分析,工程分析,予測,在庫管理,線形計画法,待ち行列,PERT ほか),品質管理(OC曲線,管理図,パレート図 ほか),最適化問題,統計的手法 など
  4 情報システムの活用
4-1 エンジニアリングシステムに関すること
MRP,生産管理システム,生産計画,工程計画・管理 など
4-2 ビジネスシステムに関すること
経理・財務・人事システム,営業支援システム,POS,流通システム,金融システム,公共システム,企業間システム,電子決済システム など
  5 関連法規
5-1 情報通信に関すること
電気通信事業法 など
5-2 知的財産権に関すること
著作権法,産業財産権,不正競争防止法 など
5-3 労働に関すること
労働者派遣法,男女雇用機会均等法,労働基本法,労働安全衛生法 など
5-4 取引に関すること
外注契約,ソフトウェア販売 など
5-5 安全に関すること
不正アクセス防止法個人情報保護法,PL法 など
5-6 その他の法律・倫理に関すること
刑法,商法,電子帳簿保存法,情報公開,認定制度 など

 監査

  1 監査
1-1 システム監査に関すること
システム監査基準,監査証跡,監査調書,監査技法,監査計画,監査の調査・実施・評価・報告・意義,システムの可監査性,システム監査人,セキュリティ監査 など
1-2 一般監査に関すること
業務監査,会計監査 など

● 午後の試験

 各試験区分における午後の出題範囲は,次のとおりです。

 ソフトウェア開発技術者

  1 ソフトウェア工学に関すること
  ソフトウェア開発におけるモデル,ソフトウェアの要求定義,ソフトウェア設計技法,プログラミングパラダイム,ソフトウェアのテストと品質,ソフトウェアの開発環境,オブジェクト指向分析・設計 など
  2 アルゴリズムに関すること
  検索,照合,整列,データ圧縮,記憶域管理などのアルゴリズム,数値計算に関するアルゴリズム,計算量の多いアルゴリズム,自然言語処理におけるアルゴリズム,言語プロセッサにおけるアルゴリズム,連係編集プログラムにおけるアルゴリズム など
  3 システム構成技術に関すること
  集中処理,分散処理,クライアントサーバ,Web技術,イントラネットなどのシステム構成,高信頼度システム構成,キャパシティプランニング,システムパラメタの種類と算定,システム統合 など
  4 システム開発に関すること
  内部設計(入出力設計,データ設計,部品化と再利用,デザインレビュー ほか),プログラム設計・開発(プログラム作成基準,モジュール分割技法,モジュール設計,プログラム作成技法,ソースコードレビュー ほか),テスト(テスト計画,テスト技法,テスト設計,テストの実施 ほか) など
  5 通信ネットワークに関すること
  通信ネットワークを利用したシステム,ネットワークの種類,データ転送技術,ネットワークプロトコル,ネットワークアーキテクチャ,インターネット技術,通信トラフィック,ネットワーク管理 など
  6 データ構造及びデータベースに関すること
  情報資源管理,データモデル,正規化,データベース管理システム,データベース言語,データベースの種類,データベース設計,データベースの作成と運用 など
  7 情報セキュリティに関すること
  セキュリティマネジメント,アクセス管理,暗号,認証,ファイアウォール,安全性対策,機密対策,インテグリティ対策,セキュリティ規程 など
  8 システム評価に関すること
  開発要件に関する評価,システム稼動状態に関する評価,システム全体の中での整合性評価,ハードウェア資源の使用率 など

 初級システムアドミニストレータ

  1 仕事とコンピュータに関すること
  システムアドミニストレータの役割,仕事の進め方の把握・改善,コンピュータの使い方,問題発見の手法,問題解決の手法,データ分析の手法 など
  2 基幹業務システムとのかかわりに関すること
  基幹業務システムの概要,システム運用の概要,ユーザ要求の定義,テストと検収 など
  3 エンドユーザコンピューティング(EUC)に関すること
  EUCの概要,パソコンのハードウェア・ソフトウェア,表計算ソフトの利用,データベースソフトの利用(SQLによるデータ操作を含む),ヒューマンインタフェース設計,ネットワークの種類と仕組み,クライアントサーバシステム,マルチメディア,グループウェア,インターネット,イントラネット,電子メール,Web技術 など
  4 システム環境整備と運用管理に関すること
  ハードウェアとソフトウェアの選定,ハードウェアとソフトウェアの利用環境の整備,ネットワークの利用と運用,構成管理,ファイル管理,性能・故障管理の支援,セキュリティ管理の支援,ウイルス対策,暗号の利用,不正アクセス対策,権利の保護とエチケット など
  5 情報化推進のための表現能力に関すること
  発表技術,分かりやすい文章にするための工夫,用字・用語の使い方,文章の組み立て方と文章作成の手順,ビジュアル表現,情報伝達・情報発信におけるツールの効果的な利用 など

 基本情報技術者

  1 ハードウェアに関すること
  数値の表現文字の表現画像・音声の表現処理装置記憶装置入出力装置演算の実行アドレス方式入出力の実行システム構成 など
  2 ソフトウェアに関すること
  システムソフトウェア,アプリケーションソフトウェア,ソフトウェアパッケージ,OSの機能プログラム言語言語プロセッサプログラムの実行 など
  3 アルゴリズムに関すること
  整列探索文字列処理ファイル処理図形グラフ数値計算 など
  4 データ構造及びデータベースに関すること
  基本データ構造,記憶媒体の種類と特徴,ファイルの編成方法,データベースの種類と特徴,データベース言語,SQLによるデータ操作 など
  5 通信ネットワークに関すること
  データ伝送,伝送制御,TCP/IP,LAN,WAN,インターネット電子メールWeb など
  6 情報処理技術に関すること
  システムの性能,システムの信頼性,リスク管理,セキュリティ標準化,オペレーションズリサーチ など
  7 プログラム設計に関すること
  システム開発工程プログラム設計工程構造化設計モジュール設計プログラム設計書 など
  8 プログラム開発に関すること
  プログラム言語C,COBOL,Java,アセンブラ),コーディング開発環境テスト手法 など

■ 試験の対象者像: * 参考まで。

 (1) ソフトウェア開発技術者

対象者像 情報システム開発プロジェクトにおいて,内部設計書・プログラム設計書を作成し,効率的なプログラムの開発を行い,単体テスト・結合テストまでの一連のプロセスを担当する者
役割と
業務
情報システム開発プロジェクトにおいて,外部仕様に基づいてソフトウェアを開発する業務に従事し,次の役割を果たす。
@ 外部設計書の作成者との十分な意思疎通を図り,それらに基づく内部設計書・プログラム設計書を作成する。
A 高度なアルゴリズムやデータ構造に関する知識に基づいて,効果的なプログラムを作成する。
B プログラムの単体テスト・結合テストを確実に実施する。
C ソフトウェア開発に関して,基本情報技術者を指導する。
期待する
技術水準
情報システム開発におけるソフトウェア技術者として,外部仕様に基づいて内部設計・プログラム設計・プログラム開発を行い,高品質なソフトウェアを開発するため,次の知識・技能が要求される。
@ ネットワーク,データベース,システム構成などの情報技術に関する全般的な知識をもち,上位技術者の指導のもとに情報システムの設計ができる。
A 内部設計書・プログラム設計書を作成できる。
B プログラミングに必要な高度の論理的思考をもつ。
C ネットワーク,データベースなどに関する実装技術をもつ。
D 一つ以上のプログラム言語の仕様を熟知しており,その言語の特徴を利用して効果的なプログラムの開発ができるとともに,基本情報技術者を指導できる。
E プログラムのテスト手法を熟知しており,単体テスト・結合テストの計画と管理が行え,テストの実施についてはプログラム開発要員を指導できる。

 (5) 初級システムアドミニストレータ

対象者像 利用者側において,情報技術に関する一定の知識・技能を持ち,部門内又はグループ内の情報化をエンドユーザの立場から推進する者
役割と
業務
利用者側において情報技術に関する一定の知識・技能をもつ者であり,担当する業務の情報化を利用者の立場から推進するために,次の役割を果たす。
@ 現状業務における問題点を把握し,情報技術を活用してその解決を図る。
A 必要とする情報システムの一部構築とその支援を行う。
B 情報システムの提供者側に対する利用者の意見や要望を提起する。
C 情報システムの運用環境とシステム利用環境を整備する。
期待する
技術水準
利用者側において,担当する業務の情報化を利用者の立場から推進するため,次の知識・技能が要求される。
@ 仕事の進め方を把握し改善策を考えるためのシステム思考能力,それを支えるDFD,ワークフローなどの手法やコンピュータの活用法に関する知識もつ。
A 情報システムの開発・利用について,ヒューマンインタフェース設計,テスト及びシステム運用に関する知識・技能をもつ。
B パソコンやネットワークに関する基礎知識をもつ。
C 業務において表計算ソフトやデータベースソフトなどのツールを操作・活用できる。
D パソコン導入・運用・管理における実務的な知識・技能をもつ。
E パソコンの様々な使い方やパソコン利用環境・オフィス環境に関する知識をもつ。
F 情報化推進のための話し方・文章の書き方・ビジュアル表現方法に関する知識をもつ。

 (7) 基本情報技術者

対象者像 情報技術全般に関する基本的な知識・技能をもつ者(情報システム開発プロジェクトにおいて,プログラム設計書を作成し,プログラムの開発を行い,単体テストまでの一連のプロセスを担当しているか,将来,そのような業務を担当する者を含む)
役割と
業務
情報システム開発プロジェクトにおいて,内部仕様に基づいてプログラムを設計・開発する業務に従事し,次の役割を果たす。
@ 情報技術全般に関する基礎的な知識を活用し,システム開発プロジェクトの一員として貢献する。
A 与えられた内部設計書に基づいて,上位技術者の指導のもとにプログラム設計書を作成する。
B 標準的なアルゴリズムやデータ構造に関する知識に基づいて,プログラムを作成する。
C 作成したプログラムの単体テストを実施する。
期待する
技術水準
情報技術全般に関する基礎的な知識を活用し,情報システム開発においてプログラムの設計・開発を行うとともに,将来高度な技術者を目指す者として,次の知識・技能が要求される。
@ 情報技術全般に関する基本的な用語・内容を理解している。
A 上位技術者の指導のもとにプログラム設計書を作成できる。
B プログラミングに必要な論理的思考能力をもつ。
C 一つ以上のプログラム言語の仕様を知っており,その言語を使ってプログラムを作成できる。
D プログラムのテスト手法を知っており,単体テストを実施できる。


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